本年の「川崎市 お口の健康フェア2020」にて良い歯のコンクールの授賞式が行われるはずでしたが
新型コロナウィルス感染症が拡大している状況を受け残念ながら中止となりました。
今年も当院より5組の患者様が表彰を受ける予定でした。
表彰式は来年度に持ち越される予定です。
受賞された5組の患者様をご紹介いたします。
皆様、お口の健康管理をしっかりされ、健康増進をはかられた川崎市民の模範的表彰者です。
高齢者80歳以上部門
最優秀賞 田村サダ子様
優秀賞 大野 健 様
高齢者70歳代部門
最優秀賞 有賀 カツ子様
秋の深まりを感じる季節となりました。
過ごしやすい行楽の秋の訪れですが、今年はちょっと例年とは違う毎日ですね。
新型コロナウイルスとの戦いはまだまだ続く様子です。
この驚異のウィルスの感染拡大をきっかけに社会が大きく変化している昨今、
歯科の在り方もますます予防にシフトしております。
口の中は、ウィルスなどの外的の入り口といえます。
この入り口をしっかり管理・強化し、最大限有効に機能させることで
体内へのウィルスの侵入を防ぎ、とても有効な自己防衛策となります。
★適切な歯みがきは口の中の細菌、ウィルスの着床、定着を防ぎます。
歯肉境、歯間部までしっかり磨きましょう。
★唾液はウィルスの第一防波堤の役割も担っています。
よく噛む、よくしゃべるよく笑うなど口の中を動かすことで
唾液の分泌を促進しましょう。
★健康な歯でおいしい食事をし、楽しく笑うことは何より免疫力を向上させます。
しゃべって笑って歯を磨く。
これが私の長寿の秘訣。
「いや~んばかーん}のフレーズでお茶の間を沸かす
「笑点」の人気者 落語家 林家木久扇さん 82歳のお言葉です
11月の診療予定
11月21日土曜日 午後休診
祭日のある週の5日、26日木曜日は終日診療いたします。
急に秋めいてまいりました。日増しに肌寒くなる時期ですが、お身体の調子はいかがですか?
お風邪などひかれませんようにお身体を大切になさってくださいね。
今回は、歯周病と糖尿病についてのお話です。
歯周病がどのような病気かは皆様もご存じかと思いますが、歯周病とは歯周病細菌の感染による慢性の炎症で歯を支える骨が溶けて歯がぐらぐら抜けてしまう病気です。この歯周病菌が最近の研究により様々な生活習慣病と関係があると言われるようになりました。、その一つが糖尿病です。
糖尿病とはインシュリンの作用不足により血液中のブドウ糖が細胞に取り込まれないまま残ってしまいことで慢性高血糖の状態をきたす疾患です。
歯周病は糖尿病の合併症である網膜症、腎症、神経障害、心疾患、脳卒中に次いで`6番目の合併症‘といわれるほど深い関係性があるのです。
歯周病細菌から産出される内毒素によって歯周病組織が破壊され弱くなり容易に出血するようになると、歯周病細菌がその部分から直接生体に入り込みます。すると体内に侵入した細菌やウィルスと戦う免疫細胞であるマクロファージが体内に侵入してきた歯周病細菌と戦います。血流にのった炎症性の物質は体内で血糖値を下げるインシュリンを効きにくくする(=インシュリン抵抗性)ので血糖コントロールが悪化し糖尿病が進行しやすくなります。
よって歯周病をしっかり治して内毒素の生体への侵入を断つとこでインシュリン抵抗性が改善し、血糖コントロールも改善するのです。
糖尿病が悪化して検査値のHbA1cが、7%を超えると歯周病の悪化も早まり双方の疾患とも悪化の傾向をたどります。しかし、近年のデータでは歯周病を治療すると糖尿病検査値のHbA1cも平均で0.4%低下し改善するという結果が発表されました。糖尿病と歯周病の相互の治療によりそれぞれの疾患の改善を生むという関係性が認められています。
糖尿病も歯周病も急性の痛みを伴わないのでどの程度進行しているかつかみにくい生活習慣病です。
ご自身の身体を守っていくうえでも双方の定期的な検診を受けるようにすると良いですね。
歯科衛生士 森 綾香
10月の診療予定
日曜、木曜休診で、他カレンダー通りの通常診療です。
先日のニュースでは、今後しばらくは平年より気温が高く、
特に9月はじめにかけてはかなり高くなる見込みと気象庁が発表しました。
まだまだ続く残暑の中、熱中症対策をしながら健康に過ごしたいものです。
今月は「あいうべ体操」を紹介しようと思います。
あいうべ体操とは、口呼吸を鼻呼吸に改善していく簡単な口の体操です。
テレビや小学校などでご存知の方も多いと思いますが、
毎日続けてらっしゃる方は少ないかもしれません。
あいうべ体操のやり方は、次の4つの動作を順に繰り返します。
声は出しても出さなくても構いません。
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に広げる
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「べー」と舌を突き出して下に伸ばす
①~④を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けます。
「あいうべ体操」をすることで舌力が上がり、口呼吸が鼻呼吸に変わります。
鼻呼吸に変わることで自律神経が整ったり、免疫力が上がったりして
様々な病気を予防することができます。
特に、インフルエンザなどのウイルス感染症の予防では有名です。
他にも、アレルギーやうつ病、便秘などにも効果的だそうです。
まだまだコロナウイルスの脅威がなくならない中、免疫力を上げて
感染予防の一助にしてみてはいかがでしょうか?
また、マスク生活で動きが鈍くなった表情金を鍛えることで、
たるみ防止や小顔効果も出てきたらうれしいですね。
歯科医師 相場奈緒美
9月診療予定
9月24日(木) 1日診療
その他、日曜日・木曜日・祝日は休診
今年に入ってコロナウイルスが世の中で大きな問題となっており、日々の消毒やマスク問題、
そして自粛生活にストレスを感じてしまいますね。
生きていくうえでストレスは現代社会につきもので、ただでさえ避けることが難しいことです。
今回はストレスとお口の健康についてのお話です。
日常生活においての物理的・心理、社会的ストレスがとても強かったり持続したりすると、
様々な障害、疾患が生じやすくなります。
歯科では舌痛症、口臭ノイローゼ、歯槽膿漏、虫歯、顎関節症などです。
これらは口腔衛生、口腔ケアの問題が原因で生じることが多いのですが、心理・社会的なストレス反応としての怒り、
悲しみ、抑うつ、不安などの持続や過剰によってもたらされます。
この中で特に顎関節症はストレスとの因果関係が強いため原因を取り除き、
できる限り顎に負担をかけない生活を送ることが大切です。
例えば、ノートパソコンやスマホなど携帯端末を前かがみになって長時間使用していると、
上下の歯を噛み合わせて無意識に力が入ってしまいます。
さらにストレスが強い状況下では咀嚼筋の活動が増して自分の体重の3倍から6倍くらいの強い力で噛みしめてしまうことがあります。
作業の際には正しい姿勢を意識して時々休憩をとり、時には上下の歯の位置や咀嚼筋の力を注意し、
歯が合わさっていたりしていないか意識してお過ごしください。
筋肉に力が入っていたら力を抜いて深呼吸してリラックスするように心がけましょう。
そしてストレスが大きいと交感神経が働いて粘性の高いネバネバした唾液を分泌するようになります。
口の中がねばついた状態になり、虫歯や歯周病の起因になりかねません。
口の中が乾燥した時や緊張感が強いときにはキシリトール入りガムをゆっくり噛むと唾液の分泌が促されるだけでなく、
顎や顔面の筋肉を使って噛むことで心もリラックスさせることができるのでおすすめです。
アシスタント 杉本 いずみ
8月の診療予定
8月10日(月) 山の日祭日休診 13日(木)は1日診療いたします。
8月16日(日)から19日(水)まで休暇とさせて頂きます。
その他木曜日曜休診です。