急に気温急降下で寒くなってまいりました。身体の準備が大変です。
今回は舌癖についてお話いたします。
意外と自分では気づいていない舌癖。
無意識のうちに舌を押し付けたり、動かしたりする悪い習慣です。
主な種類は大きく分けた3つあります
①舌突出癖(ぜつとっしゅつへき):食べ物や飲み物を飲み込む際に舌を前歯の隙間に突き出す癖
②舌圧癖 (ぜつあつへき):舌を上の前歯の裏側等に強く押し付ける癖
③弄舌癖 (ろうぜつへき):舌で口の中をいじりまわす癖
原因としては様々ですが、おもに幼少期の習慣の名残になったものが多く
例えば指しゃぶりや哺乳瓶の使用で舌が前に出る癖が残ってしまうなどが挙げられます。
他には口呼吸の影響で舌が正しい位置(スポットとよばれる上あごの少し後ろ)よりも低い位置になり
上下の歯が極端に接触しやすくなってしまいます。
また、舌小帯の異常やストレスや緊張による原因も考えられます
ではこのような舌癖はどのような影響があるのでしょうか?
①歯並びへの影響
舌が歯を押す力によって開咬や出っ歯、すきっ歯などの不正咬合につながりたとえ歯科矯正を行っても
後戻りの原因になってしまいます。
②発音への影響
舌の使い方が正しくないため「さ行、た行、ら行」のはつおんがn不明瞭になりやすいです。
③顔の成長への影響
特に成長期の子供においては舌の圧力が長期的にかかることで顎骨の成長や咬合のバランスに影響を及ぼすリスクがあります。
舌癖の改善には原因に応じた口腔筋機能療法(MFT)と呼ばれる舌や口の周りの筋肉のトレーニングを行うことが有効です。
当院ではガムトレーニングやお口の体操など取り入れた対象の患者様にお伝えしています。
お心当たりがある方、ぜひ一度ご相談ください。
歯科衛生士 尾形由起
11月の診療予定
当院診療カレンダーをご参照ください
朝・夕には秋の気配を感じられるようになりましたが、日中は まだ暑さの残る日が続いていますね。
季節の変わり目、皆さま 体調にはくれぐれもお気をつけください。
今月は、詰め物やかぶせ物が外れてしまった場合のお話しです。
詰め物、もしくはかぶせ物が外れちゃったけど痛くないし、忙しいし、 また今度でいいか……
と思ってそのまま放置したことはありませんか?
しかし外れた状態を放置すると次のようなリスクがあります。
①虫歯の再発や悪化
詰め物やかぶせ物が外れた歯は内部が露出しており、虫歯が再発 したり、進行したりする可能性が高まります。
②歯周病のリスク増加
歯間部を含む詰め物やかぶせ物がはずれたままの状態では、そこに 食べ物がつまってしまいます。食事のたびにつまり続けるとその歯肉に圧が かかり炎症を引き起こし、それが悪化すると歯周病の原因になります。 歯周病とは歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。
③噛み合わせの変化が起こる。
詰め物、かぶせ物が長期間はずれたままになっているとあの多動が起こり 噛み合わせが悪くなることがあります。 はずれてしまったかぶせ物が戻らなくなることも・・
④ 歯がわれてしまう または欠けてしまう
過去にムシ歯ができて削り、その穴をふさぐ為に詰め物やかぶせ物を していた所の物がはずれてしまっているので、残っている歯質が薄くなっている所も あることが考えられます。外からの刺激により欠けてしまったり、割れることもあります。
もし、詰め物、かぶせ物が外れてしまったら、どのような状態でもかまいませんので 外れたものを捨てずにご持参のうえ、なるべく早くご来院ください。
歯科アシスタント 田原いずみ
日曜日、祝日休診
2日(木)午前診療
9日(木)休診
16日(木)午後7時まで受付、診療
23日(木)休診
30日(木)午前診療
今月はホワイトニングについてお伝えします。
「ホワイトニングをしたいけど、どの方法がいいか分からない」と思っていませんか?
マウスピースを使った自宅ケア(ホームホワイトニング)と、プロによる本格的な施術(オフィスホワイトニング)の2つの方法がありますが、
より効果が高いのはどちらか一方だけを行うより、それぞれのメリットを最大限に活かせる より高い効果と持続性が期待できるデュアルホワイトニングです!
ご自分にどんな方法が合っているか、ホワイトニングにご興味ある方はぜひスタッフにご相談ください。
①ホームホワイトニング
歯科医院にてご自身の口の中の歯の型どりをしてカスタムトレーを作成
専用の薬剤を購入し自宅にて自分の好きな時間にトレーの中に薬剤を入れ、歯にはめ込んでホワイトニングする方法
一般的に1・2週間くらい継続してはっきりとした効果が得られます
最近では個人トレーの型取りをせずに既製トレーを使用してもっと手軽にホワイトニングする方法も出ており一番人気です。
②オフィスホワイトニング
医院に来院していただき」専門のスタッフが、薬剤と光照射を用いてホワイトニングを行います。
素人には扱えない薬剤濃度のため、来院して60分から90分のお時間を要しますが
術前術後の変化がはっきりとわかるくらいの効果が得られます。
③デュアルホワイトニング
歯並びには個性があり、個性に合わせた最も効果的なホワイトニング法を併用して進めます。
歯科衛生士 柴 華絵
9月の診療予定
診療カレンダーをご参照ください
猛暑の毎日が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
しばらくは暑さが続くようですので健康に気をつけて、こまめに水分補給をしてください
今回は唾液についてお話しします。
私たちの歯や骨は硬組織といい、ほとんどがカルシウムやミネラルからできています。
そのミネラルは「ハイドロキシアパタイト」というリン酸カルシウムの一種です。
歯面のエナメル質は9割、内部は7割をしめています。
生えてきたばかりの乳歯や永久歯は歯面のエナメル質構造がまだ未成熟です。
その時に歯面を強くするのに欠かせないのが唾液です。
唾液の中にはリン酸やカルシウムが入っていて、それを取り込みながら密度の高い丈夫な歯となっていきます。 また唾液には食べ物の消化を助けたり、口から侵入する病原体を防ぐような働きもあります。 よく噛んで食べることで、唾液がたくさん出て、口の中を綺麗に洗い流し酸性から中性に戻す働きをします。
もうひとつは、食後は口の中が酸性になる為、歯面からミネラルが溶け出しやすい状態になります。
その時に唾液は歯面から溶け出したミネラルを補給し、自然治癒させる効果。
リン酸とカルシウムを含んでいるので、歯の修復(再石灰化)を常にしてくれています。
ただ、生活習慣で糖分摂取や間食が多かったり、歯磨きの質などで残念ながら脱灰が進み、歯の組織が崩れてむし歯になってしまうこともあります。
定期的な検診で口腔内のチェック、クリーニングを行い、丈夫で健康な歯の維持をしていきましょう
歯科衛生士 磯谷 美穂
8月の診療予定
8月14日(木)一日診療19:00まで受付
その他の木曜日は午前のみ診療
お盆期間も通常通り診療しております
暑さも日々増していき、本格的な夏も到来していますね。
今回はシーラントについてお話します。
<シーラントとは>
汚れが溜まりやすくて虫歯リスクの高い奥歯の溝をあらかじめプラスチックの材料で塞ぐ処置を行うことで、汚れが溜まりにくくし、虫歯を予防するという方法です。
シーラントの材料の中には虫歯予防効果、再石灰化を促進する作用のあるフッ素が含まれているため、さらに虫歯予防効果が期待できます。
行うタイミングとしては、主に生えて間もない6歳臼歯や奥歯に行います。
生えたての永久歯や乳歯であれば保険診療で行うことができ、6歳から12歳頃までが目安になります。
<シーラント治療の流れ>
1.歯のクリーニング 専用のブラシを使って歯を磨き、表面をきれいにします。
2.歯の乾燥 しっかりと乾燥させ、唾液がつかないようにします。
3.酸処理 シーラントが歯にしっかり接着するように歯の表面を酸処理します。
その後、しっかり水で洗浄し再度乾燥させます。
4.シーラント剤の塗布 溝や小窩にシーラント材を塗布します。
5.硬化(照射) 光重合型のシーラント材は光を当てて硬化させます。
6.嚙み合わせの確認
以上です。
<メリット>
*虫歯になる可能性を減らせます。歯の溝は汚れがたまりやすい場所です。
特に生えたての永久歯は未成熟で溝が深いため、ケアをしないと虫歯になりやすいです。
また、生えたての永久歯は背が低く磨きにくいため、プラークが残りやすい環境です。
*歯を削らないため、痛みがありません。小さなお子様でも安心して処置ができます。
<デメリット>
*シーラントは永久的なものではありません。少しずつ劣化していき、欠けたり取れたりします。
メインテナンス時に欠けたり取れたりしていた場合は再度シーラントを行います。
欠けたままの場合は、段差になってかえって汚れがたまりやすい環境になりかねないため、
定期的のメンテナンスでのチェックがとても重要です!
*シーラントをしたからといって虫歯にならないわけではありません。
毎日のブラッシングも大切です。
お子様の虫歯予防を検討されている方は、お気軽にご相談ください。
歯科衛生士 武村真樹
7月の診療予定
日曜日・祝日休診日
24日木曜日1日診療・ほか木曜日は午前のみ診療
31日木曜日休診