暑い夏が過ぎ、少しずつですが秋らしく過ごしやすい季節となりました。
秋といえば運動、読書…食欲の秋!美味しい食べ物が多く楽しい季節ですね。
一生自分の歯で美味しく食事をするためには子供の頃からの予防が大切です。
子供の虫歯は進行が早く痛みがないまま進んでしまうのが特長です。
歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが乳歯のエナメル質は大人の半分ほどしかないため穴があきやすく進行がとても早いです。
そして神経が大きくエナメル質と象牙質が薄いためすぐに神経まですすんでしまいます。
奥の歯と歯の間・上の前歯の歯と歯の間・奥歯の溝・歯と歯茎の境目が虫歯のよくできる部位となります。
乳歯は永久歯に生え変わる歯だから…と思われるかもしれませんが乳歯の虫歯を放置すると、虫歯菌が多い状態が続き他の歯の虫歯のリスクが高くなります。
そして正しく噛めず顎の発達・歯並び・永久歯への生えかわりに影響をおよぼします。
虫歯の予防方法はご自宅でおこなうセルフケアと歯科でおこなうプロフェッショナルケアがあります。
セルフケアは毎日のブラッシングとデンタルフロスの使用・キシリトール製品やエナメル質を強くするフッ素の歯磨き剤の使用・虫歯菌のエサとなるショ糖、
食生活に気をつけていただくなどがあります。 プロフェッショナルケアは高濃度のフッ素塗布・歯の溝を予防的にうめるシーラント処置などがあります。
当院では自分の歯で一生を過ごすために自分で自分の歯を守る!を目標にスマイルクラブをつくり子供の予防プログラムに力をいれております。
年齢やお子様ひとりひとりに合った虫歯・歯周病の予防方法をお伝えし、実際に歯ブラシや歯間清掃の練習をしています。
定期検診では虫歯のチェック、歯ブラシの練習、落としきれないプラークをクリーニングしフッ素塗布をおこないます。
定期的に検診を受けていただくことで虫歯を早期発見し予防をすることができます。
小さいお子様は自分の歯を守るには1人ではまだむずかしく保護者の方のご協力も必要となります。
ご家族みなさんでお口の健康を…ぜひご相談ください。
歯科衛生士 松澤千秋
10月の診療予定
10月12日(木) 1日診療いたします。
日曜、祝日、他木曜日休診
9月を迎えましたが厳しい残暑が続いておりますね。皆様お元気でお過ごしでしょうか?
今回は指しゃぶりについてお話しします。 よく指しゃぶりを続けていると歯並びに影響するということは皆さんご存知 かと思います。
まだ指しゃぶりが取れなくて...と悩むお母さん達も多いので はないでしょうか? 一般的には2才までの指しゃぶりは歯科的には問題は少ないとされています。
このくらいの年齢で指をしゃぶるからといって、神経質になる必要はありません。
しかし、その指しゃぶりが頑固な癖として習慣化し、固定化してしまう事もある ので、2才くらいになったら少しずつやめる準備をしていくようにしましょう。
3才過ぎても指しゃぶりが続いている場合は、多かれ少なかれ歯並びにも 影響は現われてきます。
この時期にやめることが出来たら程度のひどい場合 を除けば歯並びは自然に戻ることが多いです。
なのでこの時期でうまく指しゃぶりをうまくやめさせられるかがポイントです。 では、どのようにやめさせるか……難しいところです。
自然にやめてくれれば一番良い のですが、やめさせるにはタイミングが大切です。子供にその気がなければ かえって逆効果の場合もあります。
頑固な指しゃぶりを続ける子の中には、 指しゃぶりだけの問題ではない場合もあるのでおるさんの様子をよく観察して 進め
ではここで指しゃぶりをやめさせるポイントとして少し紹介させていただきます。
①やめた方が良いことを(理由)を子供によく説明する。
② 子供の気持ちを尊重する
③頑張った時はたくさんほめる
④ 子供の努力を形に表わして記録させる。
⑤目標(時間と期間)は徐々に高くする
⑥ 指しゃぶりがしにくくなる生活環境づくり なるべくボンやりした時間やヒマな時間を作らない。
⑦スキンシップをたくさんしてあげる
⑧ 手を使った遊びを取り入れる
親としてもとても大変だと思いますが根気強く取り込むことが必要です。
親子で楽しく指しゃぶりが卒業できると良いですね
歯科衛生士 尾形 由起
9月の診療予定
9月21日木曜日 1日診療いたします。
その他の木曜日、日曜日、祝日は休診です。
猛暑の毎日が続いておりますが、皆様お変わりなく お過ごしでしょうか。
しばらくは暑さが続くようですので健康に気をつけて、こまめに水分補給をしてください。
さて、今回のテーマは親知らずについてです。
よく患者さんから親知らずは抜いた方がいいですか?などと質問される事があります。
まず、親知らずとは歯の一番奥に生える永久歯 であり、智歯(ちし)や第三大臼歯とも呼ばれます。
先天性に生えない人、存在しても傾斜して 生えない人も多いです。
親知らずの由来ですが、 昔は現代のような医学が発達していなかったことや、栄養バランスがとれた食生活を送っていなかった事で寿命も短く、そこで親知らずが生えてくる時には親は亡くなってしまっている事から、「親知らず」と呼ばれる言い伝えがあるそうです。
では本題に入りますが、「親知らず=抜く」というイメージがあると思いますが、全ての親知らずを抜かなくてはいけないという訳ではありません。
生え方によっては歯茎の腫れや痛み、虫歯、口臭などの原因になる事がある為、抜いた方がよい親知らず、そして抜かなくてもよい親知らずがあります。 抜いた方がいい親知らず... 親知らずが斜めや横向きに生えていたり、噛み合う歯がなく噛むのが難しい場合や、虫歯や歯周病になってしまっている場合です。
他の歯と違う方向に生え方をしていると、よごれがたまってしまい、虫歯や歯周病の原因になります。
また、周りの健康な歯にも影響を及ぼしてしまう可能性があるからです。
抜かなくても良い親知らず... 綺麗に生えており歯として機能している場合や、完全に埋まっている場合です。
噛み合わせに問題がない場合抜歯する必要はないですし、他の奥歯を何らかの理由で抜かなければならない場合にブリッジの支台歯にできる事があります。
しかし、このように綺麗に生えてる場合でも1番奥ということもあり、汚れが溜まりやすく、虫歯になりやすいです。
定期的に歯科医院で問題が出てないかの確認やクリーニングをする事が大丈夫です。
親知らずで悩んでいる方は遠慮なくご相談下さい。
アシスタント 山田 蒼
8月の診療予定
8月10日(木) 1日診療します
8月16日(水)~20日(日)夏季休暇のため休診いたします。
梅雨に入り、ジメジメする日が多くなってきました。
季節の変わり目ですが体調を崩さないように元気に過ごしましょう。
今回は歯周病と全身疾患の関わりについてです。
まず、歯周病について簡単に説明します。
歯垢(プラーク)と呼ばれる口の中の細菌叢に存在する
歯周病菌が増殖すると歯茎に炎症を起こし、
進行すると歯を支える骨が溶かされていきます。
歯周病が進行すると歯周病菌は口の中だけにとどまらず、
歯茎の毛細血管から体の中に侵入し
全身にも影 響してきます。
①心疾患、 脳卒中
歯周病により産生された炎症性サイトカインなどが動脈内膜に侵入し、
血管内皮細胞を傷害して動脈硬化を 悪化させると言われています。
また、ある歯周病菌は血小板の凝集機能をもっており、凝集した血小板がはがれ、
血流にのると血栓を引き 起こし、動脈の梗塞を引き起こす可能性も考えられています。
②糖尿病
最近は歯肉の炎症自体が、 糖尿病を悪化させる要因のひとつになっていると
考えられています。
炎症反応によって生じたさまざまな物質や歯周病菌が出す毒素が血管に入り込み、
インスリンの機能に障害をきたします。 また、糖尿病で血糖コントロールがよくないと、
感染に対する抵抗力が低下し、感染症の一つである歯周病 にも に悪影響を与えます。
③誤嚥性肺炎
高齢者など嚥下機能が低下すると、口の中の細菌が肺に入り、
誤嚥性肺炎の原因となります。
口は健康の入り口です。
3ヶ月~4ヶ月に一度は歯科で定期検診を受け、歯周病の検査や歯周ポケットの洗浄をすることが大切です。
歯科衛生士 福田 千尋
7月の診療予定
7月20日(木) 一日診療
木曜日、日曜日、祭日休診
6月4日 川崎市お口の健康フェアが開催されました・
その中でお口の健康に日々努力され健康増進されている川崎市民の方々の表彰式があります。
当院でも4組の患者様が、川崎市長、川崎市歯科医師会会長より表彰状が授与されましたのでご紹介いたします。
高齢者良い歯のコンクール70歳代部門
最優秀賞 金久保 キヨ子さん
高齢者良い歯のコンクール80歳代部門
優秀賞 橋本 經子さん