梅雨に入り、ジメジメする日が多くなってきました。
季節の変わり目ですが体調を崩さないように元気に過ごしましょう。
今回は歯周病と全身疾患の関わりについてです。
まず、歯周病について簡単に説明します。
歯垢(プラーク)と呼ばれる口の中の細菌叢に存在する
歯周病菌が増殖すると歯茎に炎症を起こし、
進行すると歯を支える骨が溶かされていきます。
歯周病が進行すると歯周病菌は口の中だけにとどまらず、
歯茎の毛細血管から体の中に侵入し
全身にも影 響してきます。
①心疾患、 脳卒中
歯周病により産生された炎症性サイトカインなどが動脈内膜に侵入し、
血管内皮細胞を傷害して動脈硬化を 悪化させると言われています。
また、ある歯周病菌は血小板の凝集機能をもっており、凝集した血小板がはがれ、
血流にのると血栓を引き 起こし、動脈の梗塞を引き起こす可能性も考えられています。
②糖尿病
最近は歯肉の炎症自体が、 糖尿病を悪化させる要因のひとつになっていると
考えられています。
炎症反応によって生じたさまざまな物質や歯周病菌が出す毒素が血管に入り込み、
インスリンの機能に障害をきたします。 また、糖尿病で血糖コントロールがよくないと、
感染に対する抵抗力が低下し、感染症の一つである歯周病 にも に悪影響を与えます。
③誤嚥性肺炎
高齢者など嚥下機能が低下すると、口の中の細菌が肺に入り、
誤嚥性肺炎の原因となります。
口は健康の入り口です。
3ヶ月~4ヶ月に一度は歯科で定期検診を受け、歯周病の検査や歯周ポケットの洗浄をすることが大切です。
歯科衛生士 福田 千尋
7月の診療予定
7月20日(木) 一日診療
木曜日、日曜日、祭日休診
6月4日 川崎市お口の健康フェアが開催されました・
その中でお口の健康に日々努力され健康増進されている川崎市民の方々の表彰式があります。
当院でも4組の患者様が、川崎市長、川崎市歯科医師会会長より表彰状が授与されましたのでご紹介いたします。
高齢者良い歯のコンクール70歳代部門
最優秀賞 金久保 キヨ子さん
高齢者良い歯のコンクール80歳代部門
優秀賞 橋本 經子さん
6月4日 川崎市お口の健康フェアが開催されました・
その中でお口の健康に日々努力され健康増進されている川崎市民の方々の表彰式があります。
当院でも4組の患者様が、川崎市長、川崎市歯科医師会会長より表彰状が授与されましたのでご紹介いたします。
歯ッピー家族コンクール5,6歳部門
優秀賞 戸舘 未来さん 6歳
戸舘 美穂さん (お母さま)
歯ッピー家族コンクール11、12歳部門
最優秀賞 杉山 遥香さん 11歳
杉山 由香さん (お母さま)
6月を迎えました。大型台風の接近、列島各地での地震、緊急アラート発令と騒がしく感じるこの頃ですが
近くの新緑やかわいい花々に目を向けて心落ち着いて日常を過ごしていきたいですね。
今月は口腔漢方についてお話ししたいと思います。
歯科で「漢方薬?」と思われるかもしれませんが、口腔疾患は、全身疾患につながるという考えで歯科においても現在11種類の漢方薬が保険適用となっております。
漢方薬の作用としてはいわゆる体質改善に対応する方法(免疫低下改善作用・胃腸機能低下作用・感染防御作用)と、臨床的症状に対する方法があります。
ご参考までに口腔漢方、保険適用の11種類をご紹介いたします。
①立効散(りっこうさん):歯痛・抜歯後の疼痛
②排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう):歯周炎・歯肉炎
③五苓散(ごれいさん):口腔乾燥症・枯渇
④白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう):口腔乾燥症・枯渇
⑤半夏寫心湯(はんげしゃしんとう):口内炎
⑥黄連湯(おうれんとう):口内炎
⑦茵蔯蒿湯(いんちんこうとう):口内炎
⑧笏薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう):顎関節症(急激な筋肉痛)
⑨葛根湯(かっこんとう):顎関節症(上半身の神経痛)
⑩十全大補湯(じゅうぜんだいほとう):術後の体力の低下予防
⑪補中益気湯(ほちゅうえっきとう):術後の体力増強回復
特に顎関節症は急性症状にはロキソニンが処方されますが、慢性症状には漢方薬が良いと言われています。
漢方薬を取り入れることによって、患者様の症状に合わせた治療の選択肢が広がると幸いです。
お薬の服用についてのお悩みやご不明点などどうぞお気軽にご相談ください。
歯科医師 安西佐衛子
6月の診療予定
カレンダー通り診療
木曜日曜休診
新緑のまぶしい季節になりました。新型コロナウィルスもようやく対処法が見つかり落ち着いてきましたね。
飲食店での制限も緩和され、久しぶりに家族・友人等と会話や食事を楽しむことができるようになってきました。
マスク装着もメリハリができて、マスクを外す機会も増えてきましたね。
長い間のマスク生活の後、最近になって口元を気にされる方も多いのではないでしょうか。
今回は笑顔の魅力をきらっとアップさせる歯のホワイトニングのお話です。
まずはホワイトニングのメカニズムについて。
歯はエナメル質、象牙質、セメント室の三種の硬組織と神経のある歯髄組織から成り立っています。
その中で歯の表面を覆っているエナメル質の成分は、重量比で表すと96%無機質、2%有機質、2%水分からできています。
このうちの2%の水分が歯の色調に大いに関係しています。
人それぞれ、その方の摂取する食べ物、飲み物の嗜好のバランスにより、
エナメル質中の水分が着色を起こしてきて、歯のくすみや黄ばみを引き起こします。。
この着色した水分を薬剤を使って蒸発させて抜き取り、新陳代謝の働きかけを促して
体内から新鮮で透明な水分を取り入れることで歯の色調を明るくするのが歯のホワイトニングです。
エナメル質本来の白さに戻すことができるのです。
当院では2種類のホワイトニングシステムをご用意しています。
①オフィスホワイトニング
歯科医院に来院して医療従事者の施術により行い、術前述後の変化がわかり即効性のあるタイプ
②ホームホワイトニング
歯科医院にてご自身の歯型を取ってマウスピースを作成し、自宅にて自身で行えるタイプ。
マウスピースに薬剤を入れてご自身で歯に装着します。
ゆっくりと色調の変化が見られ徐々に白くなっていきます。
歯型取りをしない既製のマウスピースで行えるタイプも新登場しました。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いは、主に取り扱う薬剤の濃度に差があることです。
仕上がりはオフィスホワイトニング2回施術後とホームホワイトニングを2週間施術したくらいがだいたい同じ程度の仕上がりとなります。
只今、当院ではホワイトニングキャンペーンを行っております。(5月15日までにご予約の方20%off)
【オフィスホワイトニング】
・1回目
¥16,500→¥13,200
・2回目
¥11,000→¥11,000(10日以内)
¥13,200→¥13,200(6か月以内)
¥16,500→¥13,2000(6か月以降)
【ホームホワイトニング】
¥29,700→¥27,500
【オフィスホワイトニング2回+ホームホワイトニング】
¥55,000→¥44,000
【薬剤(2本セット)】
¥2,200→¥1,760
生活スタイルやお好みに合わせたホワイトニング方法をご提案いたしますのでご相談ください。
次回のキャンペーンは8月ころに予定しています。
歯科アシスタント 田原 いずみ
5月の診療予定
5月3日(水)~7日(日) ゴールデンウイーク休診いたします。
木曜・日曜 休診です