日に日に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられる日も多くなってきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は睡眠時の歯ぎしり、食いしばりについて
お話をしたいと思います。
寝ている間に「歯ぎしりをしていたよ」と周囲の方に言われたことが
ある方もいるのではないでしょうか?
「無意識だから…」「ストレスかな」と思うかもしれませんが
その他にも原因と考えられるものがあります。
それは普段の食習慣による血糖値の増減です。
夜ごはんに糖質中心の食事をすることで血糖値が急上昇すると
正常値に戻そうと「インスリン」や「アドレナリン」という
ホルモンが分泌されます。
この「アドレナリン」は交感神経を優位にさせることで
歯ぎしりや食いしばりを引き起こします。
これらを防ぐには糖質中心でなく
たんぱく質を中心とした食事を摂ることが重要です。
(お酒を飲むならウイスキーがおすすめ!)
当院では就寝時につけるマウスピースのご提案もしていますが、
普段の食習慣にも目を向けてみることも予防に繋がります。
歯科アシスト 高井志歩
3月の診療予定
23日木曜日は終日診療いたします。
木曜、日曜、祝日は休診日です。
2023年もあっという間に一か月がすぎました。2月もまだまだ厳しい寒さが続きますので、皆様体調管理に気を付けてお過ごしください。
さて、今月は当院で紹介しているプレオルソについてお話しいたします。
プレオルソとは5歳から10歳くらいのお子様向けのマウスピース矯正装置です。
マウスピースを装着し、口の周りの筋肉と舌を鍛えることで、歯並びの改善や本格矯正の移行準備に役立ちます。
プレオルソの主なメリットは以下の通りです。
①歯並びかみ合わせの改善
②発音、口呼吸の改善
③シリコン素材でできていて痛みが少ない
④取り外し式なので歯みがきに支障がない
以上歯並びだけでなく口周りの筋肉や顎骨の健全な成長が期待できます。
プレオルソは主に日中や就寝時にご自宅で使用していただくものになります。
適切な装着時間を守ることで効果が得られますのでお子様本人はもちろん親御さんの協力も必要です。
またプレオルソは細かい歯の並びや傾きの調整はできないためプレオルソによる矯正治療後、歯並びが気になる場合はワイヤーなどの本格矯正が必要になる場合があります。ただプレオルソによって額の位置や大きさが健全に発達することで本格矯正の期間が短縮できたり矯正後の後戻りが少なくなります。
お子様の歯並びが気になる方は使用法、料金、矯正期間など詳しいお話をさせていただきますので是非ご相談ください。
歯科アシスタント 湯川風音
2月の診療予定
2月9日(木)1日診療
日曜日、木曜日、祝日は休診
新年あけましておめでとうございます。穏やかに2023年お正月を迎えました。
皆さまお正月どのようにお過ごしでしょうか?今年もよい1年になるといいでね。
福増歯科医院もあっという間に開業31年目を迎えました。
今後とも皆様の健康増進をしっかりサポートできる歯科医院を目指して精進してまいります。
私事で失礼いたしますが、私は今年の誕生日に還暦を迎えます。
ずっと前をみてそれなりに一生懸命に人生を歩んできたつもりでおりますが、最近は年齢のせいかペースが少し落ちてちらちらと後ろ(過去)を思い起こすことが増えました。若かりし頃の開業当初の自分は、理想の歯科医院を目指すと心を燃やし、同時に結婚して長女を授かったこともあり、職場、家庭とも上手く軌道に乗せようとがむしゃらに頑張っていたように思います。しかし、仕事も家庭も初めての経験ばかり・・上手くいく訳がありません。スピードの出しすぎで脱線したり、転んだりと悪戦苦闘で多くの苦労が絶えませんでした。でもそんな時、周りの多くの方の助言や温かい思いやりに支えられ、励まされてなんとかここまで歩んでくることができました。現在はよい人財(スタッフ)にも恵まれて、思っていた理想の歯科医院に限りなく近づいていることに感謝しております。また家庭では、3人の娘たちもみな成人し、微弱ながら社会に貢献しはじめました。そして結婚、出産をいたしまして、30年前の自分と同じように周りの助けを借りながら懸命に人生を送っております。最近は自宅に遊びに来る孫たちの顔を見ることがとても楽しみでついつい顔がほころんでしまう次第です。過去を振り返り、多くの人に支えられ今日があることを改めて感じ、人生多くの人々とのつながりの大切さを痛感してまた新しい1年を迎えました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
福増歯科医院 院長 福増久佳
1月の診療予定
1月5日(木)まで年始休暇、1月6日(金)より診療いたします。
1月12日(木)1日診療いたします。
そのほかの木曜日、日曜日、祝日は休診です。
一年の締めくくりの季節を迎えました。
何かと慌ただしく感じる毎日ですが皆様元気でお過ごしでしょうか?
今回は歯科金属アレルギーのお話をしたいと思います。
歯科金属アレルギーは、お口の中で金属がイオン化することで起こるアレルギー症状です。
お口の中の金属アレルギーは、指輪やネックレスなどのアクセサリーによる一般的な金属アレルギーとは異なり、アトピー性皮膚炎などの全身に全体的症状が出ることが多いです。
お口の中に限局的に起こるわけではないので、金属アレルギーの自覚がない方も多くいらっしゃいます。
治療法としては、まず一般的なアレルギー治療を施し、それでも効果のない場合は、
原因金属を突き止めて、お口の中から取り除くことが必要になります。
歯科医療の技術開発の進歩によって、現在は以前に比べると保険診療内でも金属を用いない硬化強度プラスチック材による歯の詰め物や被せ物の治療が増えてきています。
さらに保険診療外のセラミックを用いた自費治療の選択肢もご用意しておりますので、
心当たりのある方は、当院のスタッフにお気軽にご相談ください。
歯科医師 相場奈緒美
12月の診療予定
12月29日(木)PM5:30まで診療
12月30日(金)~1月5日(木)まで年末年始休暇
令和5年1月6日(金)より通常通り診療いたします
三寒四温を繰り返しながらここ最近はグッと秋の深まりを感じる季節となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今月はくさび状欠損という歯の状態についてお話いたします。
くさび状欠損(WSD)とは?
歯と歯肉の境目(歯頸部)にくさび状にえぐられたような欠損が生じることからこのように言われています。
歯と歯茎の境目はエナメル質の薄い部分なので、摩耗などが原因してだんだんとえぐれてしまいます。
そしてエナメル質がなくなり歯の内層にある象牙質がむき出しになってきてしまいます。
むき出しになった象牙質は歯の中心内部にある神経と隣り合わせのため神経が歯の周りに起こった刺激を
敏感に感じやすくなり知覚過敏という状態を起こします。
冷たい水や外気、水で濡らした歯ブラシの毛先が当たると『キーン』としみたりするのです。
また象牙質はエナメル質より柔らかい組織です。そのため酸に弱く虫歯になるリスクも上がります。
『くさび状欠損は基本的に虫歯菌の仕業ではありません。』
主に考えられる原因は?
①過剰なブラッシング圧
研磨剤入りの歯磨き剤を使用してゴシゴシと強い圧をかけてブラッシングを毎回繰り返していると歯肉退縮を起こし、
歯面も研磨されてしまいます。
②歯ぎしりや食いしばり
寝ているときや何かに集中しているときなど無意識に歯ぎしり、食いしばりをしてしまうと歯に強い力がかかり
歯の根元のくびれたところに応力が集中して歯質の表面が破壊されくさび👆状のえぐれが生じます。
治療法は?
治療法としては、知覚過敏症状を軽減させる専用の薬剤を塗布したり、えぐれた部分が大きい場合は
コンポジットレジンという白い詰め物でくびれた部分を補ったりして治します。
歯ぎしりや食いしばりの原因が強いときは、噛み合わせのチェックをしたり、個人のお口に合わせたマウスピースを作成して
かかりすぎる力を分散させて歯を守る予防をします。
くさび状欠損の早期発見には定期的な歯科検診をお勧めいたします。
歯科アシスタント 杉本いずみ
11月の診療予定
日曜、祝日、木曜日休診 11月24日木曜日は振替診療いたします。