桜の季節も終わりを告げ若葉の緑も次第に色濃くなってきました。
すがすがしい季節の到来ですね。
さて今回はキシリトールのお話です。
キシリトールという言葉はよく聞きますが成分や
何故キシリトールが良いとされているかご存知ですか?
キシリトールはキシロースから合成される糖アルコールの一種メリ化合物です。
天然の代用甘味料として知られ最初はカバノキから発見され
北欧諸国で多用されています。冷涼感があり後味の切れが早いのが特徴です。
自然界ではイチゴやラズベリー系の果物や
カリフラワー、ホウレンソウに多く含まれています。
一言にキシリトール配合といっても一般に市販されているキシリトールガムなどの
キシリトールの量はその製品に使用されている甘味料の50%程度です。
そのような製品にはキシリトール以外の甘味料も含まれているので
当院では100%の製品をお勧めしています。
キシリトールにはむし歯予防に役立つ作用が2つあります。
①キシリトールの甘さにより唾液をださせる
唾液の量が増えることにより、酸性になったお口の中を中性に戻す事ができ
(緩衝作用といいます)唾液に含まれるカルシウムやリンが歯の再石灰化を促します。
②プラーク(歯垢)の中のむし歯菌を減少させ酸の生成を抑制する。
キシリトールはむし歯菌の餌になりません。よってむし歯菌は弱り
酸を作れず歯を溶かすことが出来なくなります。
これらの作用からネバネバしたプラークがサラサラになり
量も減るので、歯磨きで簡単に取り除けるようになります。
皆さんも生活の中でキシリトールを上手に活用して
令和元年、素敵なスタートを切りましょう。
アシスタント 荒井 淑
5月の診療予定
4月28日から5月6日まで休診
5月9日(木)一日診療いたします。
4月28日(日)より5月6日(月・祝)は、天皇陛下の御退位・皇太子さまの新天皇御即位に伴い祝日となり、当医院もそれに準じて休診とさせていただきます。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力をいただけますと幸いです。
また、休診中は歯科保健センターにて休日診療を行っておりますので、期間中お困りの時はご利用くださいませ。
春本番を迎えております。華やぐ季節となりましたね。
健康な歯で自分らしく生きていく
超高齢者社会となった日本。
一生涯の国民の健康を維持するため歯科医療の在り方に
大きな関心が寄せられております。
生涯にわたって自分の口から噛んで栄養を摂るとこが
健康寿命の延伸につながり、生活の質を向上させるからです。
現在の歯科医療は、治療の先行よりも予防処置や保健指導の
比重が多くなってきております。
生活習慣病である歯周病が、その病原菌の影響により
様々な病気を悪化させることがわかっており、
歯周病菌をコントロールするには毎日のホームケアが欠かせません。
当院では、子供から大人までその方のお口の中の問題点に触れ
健康な状態に導くようサポートしております。
特に歯科保健指導は、幼少期からの意識、習慣づけが大切で
小さな時から健康意識の強化に繋がり、今後の日本国民の健康を
支える基盤になると考えております。
このような考えのもと、今年度4月より子供の歯の健康を強化させる
ことを目的としてキッズプログラムを立ち上げました。
多くのお子様の参加をお待ちしております。
詳しくは、当院スタッフにお声がけください。
歯科衛生士 福増 喜美恵
4月の診療予定
4月28日より5月6日まで祝日にあたるため休診いたします。
、
少しずつ春めいた日も増えて、花粉も飛び始めたとニュースの話題となっています。
しかし、まだまだ寒い日もあり、気温の変化に体がついていかず、体調を崩しやすい時期ですので
皆様体調管理には充分気を付けてお過ごしください。
さて、今月のテーマは、『妊婦さんと赤ちゃんの歯』についてです。
かつて、妊娠すると歯がダメになるのは、赤ちゃんに必要なカルシウムが
お母さんの歯から溶け出すからだと言われていましたが、それは迷信です。
赤ちゃんの乳歯は、妊娠7~10週くらいからその芽になるものが出来て
妊娠4~5か月ころには石灰化(硬い組織になること)が始まっています。
ですから、食べ物に含まれているカルシウムが栄養として消化吸収され
それが血中に入り、胎児の歯や骨を作るので、赤ちゃんがお母さんのカルシウムを
取ってゆくことはありません。
しかし、妊娠中は確かにカルシウムが不足がちになります。
カルシウムは通常、一日約0.6グラムの摂取量が、妊娠中は1.0グラム必要となります。
また授乳中であればさらにそれ以上のカルシウム摂取が必要になるのです。
それ以外にも、カルシウムはリンと結合することで身体に吸収されるので、
リンの摂取も必要です。
リンを多く含む食べ物は、卵、煮干し、するめ、のり、大豆などです。
さらにカルシウムとリンの結合を促進するには、ビタミン類が必要です。
総合して考えると、種々の食べ物をバランスよく食べることが大切です。
・歯の基礎を作る…良質なたんぱく質(あじ、卵、牛乳、豆腐など)
・エナメル質の土台…ビタミンA(豚肉、レバー、ほうれん草、ニンジン、バターなど)
・象牙質の土台…ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいも、キャベツなど)
・カルシウム代謝、石灰化…ビタミンD(バター、卵黄、牛乳など)
これからお母さんになられる方は、妊娠中のケアや食生活、栄養面にも気を付けましょう。
出産直後は、なかなか歯科健診を受診しにくいものです。
川崎市では、妊婦及びパートナーを対象とした『歯っぴーファミリー健診』
を受診することができますので、安定期に入ったら是非検診を受けてください。
歯科衛生士 尾形由紀
3月の診療予定
カレンダー通り、日曜、木曜、祝日休診です
年が明けまして早1ヶ月、厳しい寒さが続いております。
関東地方は、ずっと晴天が続いているため、空気の乾燥も気になりますね。
1月はインフルエンザも猛威を振るい、(全国で1道2府18県が警報レベルをこえている)
益々健康管理に気を付けたい季節です。
皆様元気にお過ごしでしょうか?
この空気の乾燥により、ウイルスも空気中に舞いやすく、
口腔やのどの粘膜も乾燥しやすくなって
防御機能が低下しているため、様々な病気に感染しやすくなるのです。
お口の中も、乾燥により、いろいろとダメージを受けます。
むし歯、歯周病の悪化、口臭を感じやすくなったり、
舌がヒリヒリと痛く感じたり・・・
口の中の環境を守ることを担っているのが、まさに唾液(つば)です。
唾液は、あまりスローズアップされる機会は少ないですが、
健康の要で、健康に対する貢献度は、人知れず大きいものがあります。
唾液の役割
・口の中を洗い流す浄化作用
・細菌の増殖を抑える抗菌作用
・歯や粘膜を保護する保湿作用
・食べものを飲み込んだりを助ける潤滑作用
等があります。
近年歯周病菌の生産する酵素がインフルエンザの感染を助長することも分かっています。
こまめな水分摂取を心掛け、潤いを保ち、マスクの装着、手洗いうがいなどでウイルスの侵入を
防ぎながら、丁寧な歯磨きをして、お口の健康を維持していきましょう。
歯科医師 美里
2月の診療予定
2月14日(木)一日診療致します。
日曜・木曜・祝日休診