早いもので今年ももう9月を迎えました。
まだまだ蒸し暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
季節の変わり目ですので、体調崩されませんようご自愛下さい。
私は5月より福増歯科医院の一員となりました
歯科衛生士の森 綾香と申します。
まだまだ至らぬところばかりではありますが、
みなさまのお口の中のお悩みを一緒に解決していけるよう頑張りますので、
これからもよろしくお願いいたします。
さて、みなさまは喫煙がさまざまな全身の病気に
悪影響を与えることはご存知かと思いますが
、口の中にも悪影響を与えることはご存知でしたか?
タバコの煙には、数千もの化学物質が含まれていて、
ニコチンや発ガン物質などの有害物質は
200とも300とも言われています。
日本歯周病学会によると、
喫煙者は非喫煙者に比べて2~8倍も歯周病にかかりやすく、
また歯周病にかかる危険は1日10本以上吸うと5.4倍に、
10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、
さらに重症化しやすくなるそうです。
喫煙していると
①唾液の分泌量が少なくなり、
むし歯や歯周病の原因菌が増殖しやすくなります。
②抵抗力が弱まり、傷ついた歯周組織を修復する能力が低下します。
そのため非喫煙者に比べて治療効果が得られづらかったり、
治療後再び悪くなって いく傾向にあります。
③患者さん自身が歯周病に気付きにくくなります。
これは歯周病を発見するサインの一つである歯肉からの出血が、
有害物質によって 毛細血管が収縮し歯肉の血流が悪くなることにより、
出血しにくくなるためです。
また、歯肉の色も歯肉の炎症の有無を見分ける1つなのですが、
メラニン色素が沈着して黒ずむため炎症反応が分かりづらくなり、
知らない間に症状が悪化していた...という恐れがあります。
しかし、禁煙することで、数週間で歯肉の血流に改善がみられたり、
治療経過も非喫煙者とほとんど差がなくなります。
また、歯周病のかかりやすさは4割も減少します!!
もし喫煙されている方がいましたら、
お口の健康のためにも是非禁煙してみてはいかがでしょうか?
【引用先】
日本臨床歯周病学会 http://www.jacp.net/perio/cigarette/
協会けんぽ健康サポート-禁煙は歯周病治療の第一歩
http://kenkousupport.kyoukaikenpo.or.jp/support/04/20110525.html
9月の診療予定
9月2日(土) 歯科医師会情事の為休診
9月21日(木) 終日診療致します。
その他日曜・祝日・木曜は、休診です。
今年の夏はスーパー猛暑日が多くなると気象庁から発表されました。
スーパー猛暑日とは37℃を超える日のことで、熱中症の危険度が
増すそうです。その予報通り、毎日暑い日が続いていますが、
皆様、体調にはお変わりないでしょうか。
迷走する台風の動向も気にかかりますね。
暑い夏、充分な休養と水分補給で、健やかにお過ごしくださいね。
今回は歯周病のセルフチェックの方法をご紹介しようと思います。
ご自分のお口の中に着目して、是非チェックしてみてください。
・歯肉の色が赤い、もしくはどす黒い。
・歯と歯の間の歯肉が丸く腫れぼったい。
・歯肉が退縮して、歯と歯の間に隙間ができてきた。
・歯が長く伸びてきた。
・歯の表面を舌で触るとザラザラする。
・歯磨き時などに歯肉から出血しやすい。
・起床時に口が苦く、ネバネバして気持ち悪い。
・歯肉を押すと白い膿がにじみ出てくる。
・歯の動揺がある。
・歯の間に食べ物が挟まりやすい。
・上の前歯が出てきた。
・人から口臭があると言われる。
1つでも当てはまれば、歯周病が始まっている可能性が高いです。
一度検診を受けてみてはいかがでしょうか。
もちろん、1つも当てはまらなくても、歯周病予防、虫歯予防のため、
定期的な検診をお勧めしております。
参考文献 歯周病のチェックポイントと予防法
口腔ケアのABC
医歯薬出版 1990 ℙ168
歯科医師 相場奈緒美
8月の診療予定
8月11日(金)~17日(木) 夏季休暇
8月10日(木) 終日診療致します。
そろそろ梅雨も明け、本格的に夏を迎えようとしており、暑さが日ごとに増してまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は4月から歯科衛生士として働き始めた尾形由起と申します。
まだ福増歯科医院のスタッフとして至らないところばかりですが、
皆様に寄り添い身近に感じてもらえるよう頑張っていきたいと
思っておりますのでこれからどうぞよろしくお願い致します。
さて、皆様はやはり口臭というものは気になりますよね?
普段自分が気にしていなくても、自分以外の人に指摘を受けたと
来院される方もしばしばいらっしゃいます。
そこで今回は口臭についてお話したいと思います。
口臭の原因としては次のことが考えられます。
①口の中が原因
⑴一番考えられるのは歯周病です。
歯周病と口臭には高い相関性があることが知られています。
歯周ポケットは口の中の細菌の住みかになり、
最近の中でも酸素を必要としない
嫌気性菌は代謝の過程で硫化水素や
メチルメルカプタンを産生します。
これが口臭のもとになります。
⑵虫歯が原因
虫歯で空洞が出来て、食べ物が入り、
食べ物が腐敗して悪臭を放つ。
⑶歯磨き不良が原因
歯垢や食物残渣によるもの。
⑷口腔乾燥症
唾液が少ないと自浄作用が働かなくなり、
細菌が繁殖しやすい為。
⓶全身の病気が原因
・呼吸器系
・消化器系
・耳鼻咽喉系
⓷食餌性の口臭
ニラ・ニンニク・ネギなどの臭いの強いものを食べたり、
アルコールや喫煙によって
いったん体内に取り込まれた臭いのもとになる成分が、
胃の中で消化され、
血液を介して全身に循環し、
肺を経由して吐き出されるため
お口をきれいにしても臭うことがあります。
④生理的口臭
起床時や空腹時に臭うことがある。
女性の場合生理時やその前後のホルモンバランスの不調
により口臭を感じることがあります。
しかし通常このような臭いは時間の経過と
共に減少していきます。
このように、生理的口臭には日内変動がみられますが
口臭はゼロになることはありません。
私たち人間は生きている限り毎日食事をし、口の中ではさまざまな代謝が行われているので、無臭でいることはありえません。
ですから、あまり神経質になる必要はありませんが、前述のように病気によって発生する口臭には十分気を付けて下さい。
口臭が気になったら、まずはお口の中に原因がないか、健診を受けて確認してみてはいかがでしょうか?
7月の診療案内
7月20日は午前のみ診療いたします。
他 木曜・日曜・祭日は休診とさせていただきます。
今年もお口の健康維持・増進を図られている当院の患者様4組の方々が、
川崎市長や歯科医師会会長より表彰を受けました。
・歯っぴー家族コンクール
5.6歳児とその保護者ペア部門
最優秀市長賞 松本 弥生様 松本 涼菜様
11.12歳児とその保護者のペア部門
最優秀市長賞 葉 るり様 葉 心温様