つい先日春一番も吹き、春の兆しを感じる今日この頃です。
まだ寒い日、温かい日と交互に繰り返し春本番を迎えていくのでしょうね。
うっとうしい花粉の時期も到来しております。
皆さましっかりと免疫力を備えて元気でお過ごしくださいね。
まもなく進級や進学の時期を迎えます。
今回は学校や、運動中などで起こりやすい歯の外傷についてお話いたします。
何か強い衝撃を受け、歯が折れてしまったり、脱落してしまったということが
起こるかもしれません。
そんな緊急事態の簡単な対処法をお伝えいたします。
もし、歯が脱落してしまったら、歯は乾燥させないことが鉄則です。
30分以上乾燥状態にしてしまうと、歯根膜(歯とあごの骨を結んでいる繊維)
の細胞活性が失われ、再植(歯を口の中に戻して固定する)
したときに予後不良な経過をたどってしまいます。
そこで身近にある液体に歯を浸して、早急に歯科受診することが大事です。
液体の保存有効期間
牛乳 24時間
生理食塩水 1~2時間
唾液 1時間
蒸留水 30分以下
歯牙保存液 24~48時間
日常では、身近なものとして牛乳が一番有効です。
牛乳に対する過敏症がないこと、また腐敗を防ぐために
冷蔵庫保管が望ましいです。
しかしながら、傷口の方の状態もあるため、
なるべく早急な歯科受診をしましょう。
早ければ早いほど、口腔内に戻り機能できる確率が上がります。
歯科医師 安西 佐衛子
3月の診療予定
3月9日木曜日 午前診療(11日午後休診の振替)
3月11日土曜日 午前診療 午後休診
3月23日木曜日 午前診療
その他木曜・日曜・祝日は休診です。
寒さが一段と厳しくなってまいりました。
乾燥も影響して、各地で火事が多発しております。
今一度、火の元には充分にお気をつけてお過ごしください。
今回は、歯並びについてお話しさせて頂きます。
最近では、食事の欧米化が進み、
ハンバーグやスパゲッティーなどあまり咬まなくても
飲み込める食事が手伝って、顎が小さい、
つまり歯が並びきらないお子様が多いのが現状です。
そのため矯正を検討されている方も多いのではないでしょうか?
歯並びを治すメリットとは・・・
①見た目の美しさ
整った歯並びは美しい口元と
自信あふれる魅力的な表情を作り出します。
②歯の健康を保ちやすくする
歯並びが悪く重なっていると、
虫歯や歯周病になるリスクを上昇させてしまいます。
歯並びを整えることでブラッシングがしやすくなり、
ブラッシング時間の短縮にもつながります。
③消化吸収を改善する
かみ合わせ不良で繊維質のものがうまく嚙み切れず、
胃や腸などの内臓に負担を与えてしまいますが、
正しい位置で嚙合わせることで、咀嚼の機能が上がり、
骨格の成長、脳の活性化に繋がります。
矯正治療は、見た目の美しさだけが目的ではなく
虫歯、歯周病の防止や、正しい咀嚼の回復という
実に幅広いメリットがあります。
矯正を迷われている方はこれらのメリットを知り、
前向きに考えられてみてはいかがでしょうか?
当院でも相談に応じ、信頼ある矯正専門医を紹介しております。
お気軽にお声かけ下さい。
アシスタント 小畑 亜希
2月の診療予定
2月13日(月)高津区歯科医師会行事のため休診
2月9日(木)・16日(木)午前中診療いたします。
その他日曜・木曜・祝日は、休診日です
2017年、明けましておめでとうございます。
お正月皆さま楽しくお過ごしですか?
また新たな節目の時を迎えました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
全身を視野に入れてお口の健康を守っていく
皆さま 歯周病菌が全身疾患と密接な関係にあるのはご存知ですか?
糖尿病や高血圧などの疾患は、
歯周病の進行を促進させてしまいますし、
脳梗塞や心筋梗塞など心・血管系の疾患は、歯周病菌が影響して
悪化させてしまうことが分かっています。
虫歯や歯周病の治療にあたり、歯や口のことだけに取り組んでも
なかなか根本的な治療には至りません。
全身から口を診たり、逆に口から全身を診たりすることで、
口の中に起きている問題の本質や原因を探り当てることができます。
近年、医療界では免疫活性剤などの新薬の開発が進み、
がん治療などに成果を上げて
人間の寿命が更に延伸していくと言われております。
それに伴い幸せな健康生活をおくるためには、
歯の寿命の延伸も不可欠となってくるわけです。
患者さんとの何気ない会話で、高血圧や糖尿病などの話を
口腔ケアに繋げていくこともありますし、
ウォーキングの話題から咀嚼の話、
噛みしめ癖の発見に至ることもあります。
外科手術の術前には歯周病菌のクリーニングが必須で、
術後の合併症を防いでいます。
要するに「全身疾患」と「歯周病」のケアは、相互繋がりをもって、
タイアップしたケアによってこそ相乗効果が生まれ、
心身ともに健康な状態を維持できると言えます。
お口の中の細菌は、消化器官の中で唯一自分で行うブラッシングで
細菌をコントロールすることができます。
自分の健康を守るため、是非セルフケアに力を注ぎましょう。
1月の診療予定
12月29日(木)~1月5日(木)の年末年始の間、
休診させていただきます
1月6日(金)より、平常通り診療いたします
1月9日(月)成人の日のため休診
1月12日(木)午前診療致します
院長 福増久佳
今年も残すところ1か月余り、早くも師走を迎えました。
先月には、50年以上ぶりに11月の積雪もあり、
この冬の厳しい寒さを予感させる気候となっております。
インフルエンザも流行し始めたそうですが、皆さまお元気でお過ごしですか。
今回は、高齢者の健康維持に関わる歯の重要性について
お話したいと思います。
ご自身の歯が残っている方や、自分に合った入れ歯を使用している方と、
ご自身の歯をほとんど失って食事に支障のある方とでは、
認知症の発生割合や転倒リスクなどに大きな差が生じると
統計上言われています。
歯が残っている場合や、自分に合った入れ歯を使用している際には
食事中、力を入れしっかり噛むことができるので、
唾液の分泌が促され消化が良くなるうえ、
噛む刺激によって脳が活性化されるそうです。
脳の刺激は認知症発生を遅らせることになり、
運動機能が向上し転倒防止にもつながります。
逆に噛めなくなると、食事の幅が狭まってきてしまい、
唾液の分泌量の減少、脳への刺激の低下など
認知症や老化へのリスクが圧倒的に高まります。
何よりも、いろいろな物を美味しく食べられることは
生きていく上での楽しみですし、
何か不都合があり食べられないともなると、
食事自体が大きなストレスとなります。
また、食事だけではなく、会話をするときにも
ご自身の歯や合った入れ歯は無くてはならないものです。
歯を失う原因菌である歯周病菌は、血管を通り、
全身の健康にも大いに影響を及ぼします。
これから先何年も健康に過ごすには、
お口のケアが欠かせません。
近年、歯の大切さは十分理解していて、
日々お口のお手入れを頑張っている方も 多く見られます。
それでも十分な お手入れをすることは、案外難しいので、
是非、定期的な検診と歯のクリーニングを お勧めします。
アシスタント 田原いずみ
今月の診療予定
12月14日 (水)午後休診
22日 (木)午前診療
12月29日から1月5日まで年末年始休暇のため休診とさせていただきます。
新年1月6日より通常通り診療いたします。
三寒四温という言葉の通り、毎日の気温差を感じながら
秋の深まりを実感する今日この頃です。
みなさま体調など崩されていないでしょうか?
わたくしは、5月からアシスタントで働き始めました吉岡晴子と申します。
4歳の双子を子育て中で、子供たちが幼稚園に入園したのをきっかけに
、再び社会に出ることを決意しました。
まだまだ至らないところばかりですが、これからよろしくお願い致します。
今回は、お子さんのお口の管理についてお話したいと思います。
1歳児健診の時には虫歯がなかったのに、
3才児健診で虫歯になっていたというお子さんがいらっしゃいます。
ミュータンス菌という虫歯菌は、歯の表面に住み着くという性質上、
歯の本数が増えるごとにミュータンス菌は増大してくるからなのですが、
もう一つの大きな原因となるのが、
食事の内容とおやつの食べ方です。
歯は、唾液や口腔内が酸性になると歯が溶けて虫歯になりやすくなります。
甘い物が酸性にするので、おやつの時間を決めずにダラダラと
甘い物やジュースを口にしていると、
その分歯を溶かしている状態が続いていることになります。
ですから、食事、おやつは食べる時間を決めること。
水分補給は、甘いジュースやスポーツ飲料ではなく、
お茶やお水に切り替えた方がいいのです。
食べた後は口をゆすぐなどして、酸性を中性に早く戻すようにする。
そして、寝る前はしっかり仕上げ磨きをしてあげて下さい。
乳歯は永久歯よりエナメル質が薄く弱いので、
フッ素を使うことによりエナメル質を強くし、虫歯になりにくくします。
フッ素入りの歯磨き粉やジェルを使ってあげるといいです。
また、キシリトールという甘味料は、お砂糖と違い、
ミュータンス菌の勢力を弱め、虫歯菌が歯を溶かす酸を作らないので、
おやつに活用していただくと虫歯予防に繋がります。
是非お子さんと楽しくお口の管理をしていって下さいね。
アシスタント 吉岡 晴子
11月の診療予定
11月19日土曜日 午前診療
午後休診
11月24日木曜日 午前診療
その他カレンダー通り、日曜日、祝日、木曜日は休診です。