10月20日木曜日
上作延小学校
歯科保健指導
上作延小学校にて、2年生の児童の皆さんと一緒に歯についての勉強をする歯ブラシ指導を行いました。
「どれが大人の歯??歯を大切に守りましょう」というテーマで
6才臼歯について勉強をしました。
院長が6才臼歯の生え方や大切さの講話をし、
ムシ歯についてなどのクイズ、そして磨き方のビデオをみました。
・6才臼歯は背が低いので歯ブラシを横からいれてみがく
・歯肉から血が出るのは磨き残しがあり歯肉炎があるから。きちんと磨けば治る
・保護者の方にも仕上げ磨きを見てもらいましょう
ということが主な内容です。
後半は、当院歯科衛生士、アシスタントが各クラスに分かれて、
磨き残しを赤く染め出し磨き方の練習をしました。
鏡で自分のお口の中をよく見てもらい、
赤く染まった磨き残しを落としていきます。
自分では磨けていると思ったのに、こんなに赤くなるとは思わなかった!
など色々な発見があった様子でした。
歯ブラシの練習が楽しかった 頑張りたい!という感想の子もいました。
楽しいという体験が記憶に残り、
毎日の歯磨きの習慣に役立ってもらえるといいなと思います。
歯科衛生士 松澤千秋
早いもので10月になりました。
8月9月は、リオオリンピック&パラリンピックに胸を熱くされた方も
多いのではないでしょうか。そんな感動も覚めやらぬ中、
オリンピック選手についての興味深い記事を見つけました。
それは、
「体のケアを怠らないオリンピック選手も、
歯の健康に関しては不健康な事が多い」というものです。
ロンドン大学イーストマン歯科研究所のイアン・ニードルマン博士が
『英国スポーツ医学雑誌』に発表した研究結果には
「2012年のロンドンオリンピックで戦った選手の多くは
歯の健康状態が悪く、そのレベルは最も貧困な人口集団と同様であった。」
と報告されています。
炭水化物を多く摂る事や、
長時間のトレーニングで免疫機能が低下してしまう等、
選手達は虫歯を作りやすい生活環境にあるようです。
当院で患者様に説明をさせて頂いている
「集中している時の噛み締め・食いしばりが歯にダメージを与える」
という事とも関係があるのかもしれません。
また、
「選手達の生活においてデンタルケアの優先順位が非常に低い」
という事も原因となっています。
近年、アスリートのトレーニングには
医療の知識も多く取り入れられているにも関わらず、
歯の健康についてはまだまだ理解が進んでおらず、
デンタルケアにかける時間はほぼないそうなのです。
しかし、ニードルマン博士の研究により
「歯の健康と選手の優秀な成績とには関連性がある」
という事が明らかになって以来、
選手が行う日常の医療ケアにデンタルケアも取り入れようという
動きが出てきました。
ここにきて、ようやくその重要性が注目され始めたという事です。
「歯の健康を見直すことで、
選手のパフォーマンスアップが見込め、
敗者をゴールドメダリストに変身させる可能性がある!」
とまでニードルマン博士は公言しています。
この記事を読み、
これは決してアスリートにのみ当てはまる話ではないなと私は思いました。
私達も歯の健康の維持・増進を心掛け、仕事に家事に遊びに、
更なるパフォーマンスアップをめざしましょう!!
アシスタント 大賀
10月の診療予定
10月13日(木) 午前診療いたします。
10月22日(土) 学会出席のため午後休診いたします。
その他日曜・木曜は休診です。
今年の夏も終わりに近づいていますが
まだまだ暑い日が続いていますね。
熱中症にならなくても「ちょっと夏バテ気味かも...」
という方も大勢いらっしゃることでしょう。
でも夏バテするのは体だけでしょうか?
実は、お口の中も夏バテをするんですよ!!
なんとなくいつもより口の不快感が増していませんか?
暑い夏は体調だけでなく口腔環境も悪化します。
まず気になるのが口臭ですが...
口臭の原因は繁殖した菌によって発生します。
普段は唾液の自浄作用によってある程度は
菌の繁殖がおさえられていますが
夏に汗をかくことで体内の水分が不足しやすく
唾液の分泌量がへりがちになり
夏バテをすると免疫の低下と唾液の自浄作用低下の
ダブルパンチでお口の中の菌が繁殖してしまう危険があり
口臭の原因にもなります。
水分補給に、麦茶や水など糖分の入っていないものを
多めに摂取して、口の中を潤してあげましょう。
身体全体の健康のためにも、今日からはお口の中の
夏バテ防止にも意識してあげてください。
まだまだ残暑厳しい晩夏をうまく乗り切って、
心も身体も口の中も、元気に美味しい秋の季節を迎えましょう。
アシスタント 石塚さゆり
9月の診療予定
カレンダー通り
日曜・木曜・祝日が休診になります。
8月になりました。今年も暑さの厳しい夏になりそうですね。
皆さま、熱中症には気をつけてお過ごしください.
私たちも体調管理に気をつけて仕事をしていかなければと思っています。
歯を失う原因には主に虫歯と歯周病の2つがあります。
お口の中にはミュータンス菌という虫歯菌が存在します。
ミュータンス菌は砂糖をエサにして増えていき、酸というものをつくります。
その酸によって歯が溶けるのが虫歯のはじまりです。
歯には3大不潔域というところがあります。
①歯と歯肉の境目
②歯と歯の間
③奥歯の咬み合わせの面の細かい溝
この3つが、プラークがたまりやすい➡歯ブラシが届きにくい➡虫歯の好発部位
となります。
特に歯と歯の間には歯ブラシの毛先は届かないため、デンタルフロスや歯間ブラシが必要になります。
歯と歯の間の清掃は虫歯だけでなく歯周病の予防にも大変重要です。
忙しい日々の中、なかなかブラッシングに時間をとることが
難しい方も多いと思います。
まずこの3点をおさえるようにしてみてください。
そして、ブラッシングだけではなく歯を強化させるフッ素や虫歯菌を弱め、
酸をつくりにくくする効果のあるキシリトールなどを
うまく活用して虫歯を予防していきましょう。
当院では定期的に検診を受けられることをおすすめしています。
虫歯のチェック、清掃道具の使用方法、
虫歯の予防方法などその方にあった予防方法を
お話しさせていただいております。
歯科衛生士 松澤
《8月の診療予定》
8月14日(日)~21日(日)まで夏季休診となります。
他はカレンダー通り診療いたします。
夏の到来まであと少しですね。今年の夏の気温は高いのか、低いのか、天気予報が気になるところです。程々が良いですね。
今回は歯の組織構造について簡単にお話ししたいと思います。
歯はエナメル質・象牙質・セメント質の3種の硬組織と
神経にある歯髄組織から成り立っております。
その中でも歯の表層部エナメル質は、ヒトの体の中で最も硬く、
水晶に相当する硬さです。
このエナメル質の微妙な組成比重が遺伝によるもので、
虫歯になりやすい、なりにくいを左右させているのです。
一般的にエナメル質の化学組成は重量比でいうと96%の無機質、
2%の有機質、2%の水分からできています。
この無機質のうちヒドロキシアパタイトという成分の含有量が最も多いのです。
ヒドロキシアパタイト成分がしっかり成り立っている人は、
硬いエナメル質の持ち主で、虫歯にかかりにくくなります。
歯磨剤でよく聞く、薬用ハイドロキシアパタイトは、
リン酸とカルシウムなどから合成されていて、
歯を構成する天然ヒドロキシアパタイトに極めて近い組成で、
歯に直接作用し、馴染みやすいミネラル成分ですので、
エナメル質の強化には、ハイドロキシアパタイト入りの
歯磨きペーストなどがオススメです。
また2%の有機質は、無機質の硬い組成に「しなり」を与えます。
硬いだけだと強い衝撃に「欠け」「割れ」「ヒビ」などの
「もろさ」も持ち合わせていますが、これを緩和し、耐久性を与えるのです。
最後に2%の水分は、歯の色調に関係しています。
これが個人の摂取する食品の嗜好のバランスにより、
長年かけて着色し、歯のくすみや黄ばみなどの色調の変化をもたらします。
気になる方は、ホワイトニングでこの水分の着色を抜けば色調が明るくなり、
エナメル質の無機質本体の白さに戻すことが出来ます。
歯のエナメル質だけでも実にこれだけの意味のある組成で成り立っているのですね。
7月1日から9月30日まで、ホワイトニングキャンペーンも実施しております。
詳しくはスタッフにお尋ねください。
歯科技工士 小島 貴子
7月21日(木)AM診療致します。
他カレンダー通り、日・木・祝日休診です。